NaNa & かれんと過ごす、続・スローな週末徒然日記
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日付も変わったばかりの午前1時45分。
この日は満月。降るような星空は月明かりに負けてしまいましたが、月明かりがこれでもかと明るく、雲の気配がありません。これは、いやでもご来光を期待させてくれます。

ほとんど寝れない状態でも体を横たえていただけで疲れは少しはとれたはず、とアミノ酸を補給していざ、ご来光登山へ!

山小屋はすでに活気にあふれています。
Fuji16.jpg

コンデジでは撮影が難しいですが、、満月と稜線を登る夜間登山者のヘッドランプの列。
この日は連休前ということでそれほど渋滞もなく(それでも途中で立ち止まることもしばしばあったほどの登山者はいましたが。。)快調に高度をあげて行きます。九合目を経由して、頂上までは休憩を挟んで約2時間。
Fuji17.jpg

この日の日の出の時刻は午前4時40分くらい。頂上には4時につく予定だったのですが、途中の渋滞でガイドはご来光に間に合うか微妙、と判断したらしく、富士山を知り尽くしているガイドにのみ許されているであろう、下山道を登る、という裏道ルートを選択!
実はこの下山道を登るというのがかなりつらい(と僕は思う)。砂礫で滑りやすいルートを黙々と登り続ける。渋滞で滞っている登山道を尻目に順調に高度をあげ、ついに、午前4時10分富士山山頂に到着!したのであります。

が・・下山道を登ったのでネットとかでみていた「ここを登れば後少し!」といった山頂直下の急登がなかったので、やたらあっけなく「おー、頂上だー」としか感じなかったなーー

うっすらと日の出が近い、山頂からの眺め
Fuji19.jpg

このあたりでも沢山の人がご来光待ちであちこちに座って談笑しています。
我々も、少しでもよく見える場所をとらないと!と気が焦るのですが、そこはガイド付き。彼らのおすすめする、ここがこの時期のベスト、なポジションに連れて行ってくれます。

登山口の頂上、といってもご覧の通りさらに高い場所が山頂にはいくつかあります。すでにご来光待ちのポジショニングをする登山者たち。
Fuji20.jpg

ようやく我々もご来光ポジションに。
すでに東の空が明るくなってきました。そして待つこと数分。待望のご来光。これぞ、ニッポンの夜明け。
眼下には山中湖。
Fuji23.jpg

感動。なんていっても日本一の高さからのご来光ですから、こんな気取った写真もとってみたくなる訳です。ハイ。
Fuji21.jpg

さて、今日のメインイベントの一つである「お鉢巡り」に出発です。
Fuji24.jpg

富士山山頂にはいくつかのピークがあります。その中で最も高いところが剣が峰。かつて富士山測候所のあった場所。いまはレーダードームはありませんが建物はまだ残されています。

剣が峰を振り返ると、そこには夜の主役、満月が。
「日の出と満月の競演」というとても贅沢な日でした。
Fuji22.jpg

富士山頂の火口。吸い込まれるような迫力。
Fuji28.jpg

お鉢を巡ること30分。

ついに、ニホンのテッペンに!!!これぞ、ここ数年の目標、いつかは富士山制覇。ついに成し遂げました。
標高3776M 剣が峰にて。
Fuji26.jpg

そして、頂上からのパノラマをしばしご覧アレ。

影富士。
とにかく、これが見たかった。こんなにきれいな影富士を見れるなんて。。。
Fuji25.jpg
Fuji27.jpg

「大沢崩れ」の、まさにてっぺん。足下が竦む。ここから一気に3000M、一日に何十トンという土砂がくずれているのだそう。
Fuji30.jpg

見てください。このパノラマを!
手前の山脈が南アルプス。さらには中央・北アルプスのまでが一望に。
Fuji Panorama 2

この日のパノラマでは、槍ヶ岳が見えました!(一番右の尖った山)
Fuji29.jpg

さて、お鉢をぐるっと巡り出発地点の吉田登山道終点にある、浅間大社奥宮まで戻ってきました。
ここで頂上で最後の休憩をとり、あとが下山ルートをとります。
ここで、ucoの安産祈願、NaNaと自分にお守りを購入。
頂上の休憩所で、ニッポンのテッペンで味わったコーヒー。これが、また、生涯忘れ得ない一杯になったことは言うまでもありません(ちなみに、一杯500円)
あと、驚いたのはDyDoの自動販売機が置いてあるんですよ。マジで。どうかなーと思いましたけどね。。
Fuji31.jpg

名残惜しいなとおもいつつ、下山を始めます。途中宿泊した山小屋で軽い朝食と下山時の注意を受け、あとはひたすらこのような下山ルートを下るのです。
下山時は極端に写真が減ります。なぜなら、、ひたすら降りるだけだから。もう、修行みたい。砂煙をあげながら黙々と下ります。
Fuji32.jpg

箱根方面を下山途中で撮ってみました。だいぶ高度が低くなって来たのが判ると思います。
Fuji33.jpg

8時から下ること約2時間。ようやく、六号目まで降りてきました。頂上がはっきりと見えます。あそこから降りて来たなんて。。
Fuji34.jpg

下山は登りと全く違いますので、ガイドも最後尾につきます。あとは、各個人が一番快適なペースでひたすら下るのみ。
僕はハンさんとかなりのハイペース(それよりおそくなると、変につま先が痛くなったりするため、小走り程度のスピードをキープしてました)
早い人で1時間半、といわれていた、その1時間半で最終ゴールの五合目レストハウスまでたどり着くことができました!

あっというまの下山です。感慨とかは、あまりありません。下山に限っては。
ただ、、暑い時期で下山時の水分補給には参りました。
というのも、八合目以降五合目まで山小屋がありません。僕は、余分と思われた水1ℓをロッカーに置いてくる、という失態を犯していたので、残りの想定200mℓ程度をちびちび補給することしかできませんでした。
下山は、とにかく埃がもの凄くて、それこそ鼻の穴から耳の穴まで埃にまみれます。
喉の奥にも埃が入り込むような感覚で喉がカラカラになります。しかも、下に降りてくるに従い体感気温もどんどんあがってきます。
水は十分ではなく満足に補給きないので、なんとか残りをつなぎにつないで、ようやく五合目に到着することができました。
ここで、置いて来た1ℓにこれほど後悔させられるとは。。
(出発前に買えば良かったのに、と思われがちですが、なにせ500mℓで500円ですから躊躇しますよね。)

最後に登山道の入り口のところで、一緒に降りて来たハンさんと固い握手を交わして、僕の初めての富士山登山は幕を下ろしました。

ここで、第一日目同様、第二日目の所感をまとめてみたいと思います。

・山小屋では兎に角寝るに限ります。少しでも眠れると違います。
・ビールで乾杯!は、個人的にはやめておきました。酒の廻りが早いと聞きますので
・寝る時の服装に注意。人いきれで暑く感じますが寝静まるとさすがに寒くなってきます。
・未明の登山の前に必ずトイレに行っておくこと。ご来光登山のため
・ご来光は頂上でなくても見れますので無理をしない方がいいかもしれません
・お鉢巡りは絶対行くべき(天気によります。悪天候や強風時はいけません)
・お鉢巡りは時計回りで。でないと、「馬の背」を下ることになりますがかなり危険だと思います。。
・剣が峰にはできるだけ早く。でないと、記念撮影渋滞が発生します
・下山は自分のリズムでいかないと、相当疲労すると思います
・下りの手袋は必須。僕も3回尻餅つきました。
・ダブルストックは、ここでこそ真価を発揮します
・水分補給は十分に(不安ならケチらない)
・埃対策として、マスクあるといいです。小屋でも買えますが、一枚200円もします。


このあと、全員集合したあと昼食の時間をとり、河口湖湖畔の温泉にて2日間の汗を流し、一路横浜へと向かったのであります。。

さて、2日にわたるツアーでの富士登山でしたが、ここでいろいろ感じたことをまとめてみたいと思います。
最初にも書きましたが、えーー?ツアーなの?と思われたかもしれませんが、それなりの個人的なメリットは感じました。費用面に関しては、日程で費用の変わるツアーの場合日程に左右されますけど。。


(メリットと思われる点)
・寝て行けるから朝早くてもバスで睡眠不足は取り戻せる
・スバルラインは夏のマイカー規制があって麓までしか車で行けなかったり、駐車場待ちの大渋滞が(ときには 4-5時間と言われるほど)が発生するため、このあたりドライバーの負担を「回避」してくれる
・バス優先で通行できるので例え渋滞でも問題なし
・5合目の売店と契約しており、ここで着替えや休憩、ロッカーにものを預けることが出来ます(有料)
・売店での割引あり
・ツアーガイドが富士山ガイド登録しており、色んな話が聞ける。
・なんとなく、ツアー優先の感あり?そう感じることもしばしば、特に山小屋にて。ガイドが顔見知りが多いのでその分融通が聞く
・ペースは向こうで作ってくれるので安心
・こまめな休憩がとれる(以外と個人だと休憩はとらないでガンバってしまうらしい)
・山小屋では圧倒的にツアー優先だと思う。山小屋毎に差があるのかも知れないが個人で行く場合には山小屋を下調べして予約した方が無難
・やはり、ガイドがあったほうがなにかと「安心」
・不測の事態に対処してくれる(怪我など、ただし、もちろん費用は自己負担で)
・風呂付き
・なんといっても、帰りに寝て帰れる!

(デメリットと思われる点)
・とにかく、ペース遅いので苦手な方はつらいですね。
・団体行動が基本になるので、したことが出来ない不自由さがあります。とくに、頂上での時間の過ごし方。まったりして、コーヒー湧かしたりとかしたい人は厳しいかな。もっとゆっくりしたいのに、、、と思ったこともありました。
・時間管理は厳しいですね
・キャンセルが発生する可能性があること(天候不順に対する柔軟さはなく、天気は神頼み。)


(装備で重宝したもの)
・ダブルストック
・手袋(軍手でも良いと思いますが雨の日は厳しいかな)
・ウェットティッシュ(とにかくこいつが一番重宝しました。僕はノーマルのやつとメンズ用のメントール配合のもの2種類。後者は特に汗を拭くのに使いました。埃っぽいですし、洗面もできないし。水も無駄にできないので)
・サポートタイツ(これは個人差でると思いますが、僕は効果を感じます。あるとないとでは大分疲労度が違います)
・アミノ酸(できるだけ摂取するようにしました)
・ドライマンゴー(これ、超おすすめ!!)
・iPhoneの予備バッテリー

(いらなかったなーー)
・余分な上着(レインウェアを防寒着として捉えればよかった。。)
・酸素缶(いやーー、効果感じなかったなーー)
・毛糸の帽子(たまたまかもしれないですが、そんなに寒くなかった)

(あると良かったぞー)
・ハイドロシステム(5分休憩のたびにザックをがさごそ。。。)
・最新のザック(横からものが取り出せたり、背中がメッシュになったりしたやつ。あと自重の軽いものが欲しい)
・サンダル(帰って来てからの登山靴は、、うざい、、、)
・デジカメの予備電池(機種依存してますね、これは。。)
・一眼レフと三脚(その分重いが。。コンデジでの限界があると思われるし。。。)
・耳栓とアイマスク(就寝時)

うーーん、個人で登ってないので比較できませんが、ツアーいいですよ。30人全員が、老夫妻もあわせて登頂できましたし。
会社によっては、フリープランもあるので、ここまで縛られずに自由に登って、行き帰りのみバス、というのもあるみたいです。
ベストは、少人数で同じツアーに申し込んで、仲間内でわいわいと行くことですかね。これは、端から見ててももの凄く楽しそうでした。幹事もツアー任せにできますしね。

あと、ツアーを左右する大きな要素に「ガイドの質」がありますね。
今回のガイド、笹川さんとしんがりを努めてくれた上原さんはとっても良い方。とくに笹川さんは登山回数300回を超える大ベテラン。
声もよく通り、ガイドとしての話も面白く、これが今回のツアーを2倍は楽しくしてくれました。


最後に富士山登山を目指したい方へ。
ツアーなら、きっと頂上に連れて行ってもらえると思います。個人でも、僕のように相当楽しめました。
もちろん、仲間で企画していくのもいいと思います。
富士山そのものは、それほど難しい山ではないと思います。普通の体力で十分登れると思いますので、躊躇されている方には、おすすめしたいです。

ただ、守るべきことさえきちんとできて、体調管理さえできれば、の前提条件はありますが。

よく、富士山は登る山か?見る山か?とありますが、僕は両方だと思いました。

また、登ってみたい、と思っていますし、たぶん登るでしょう。

おわり
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【2011/07/17 16:49】 | 山登り
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